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「答える」と「応える」。
どちらも「こたえる」と読むことの出来る言葉で、私たちの普段の生活の中でも
- 質問にこたえる
- 期待にこたえる
- 呼びかけにこたえる
- 気持ちにこたえる
などなど、使う場面は多いですよね。
しかし、こうなるとどの場合にはどちらの「こたえる」を使えばいいのか混乱してしまうということもあるのではないかと思います。
今回は「答える」と「応える」の違いについてご紹介していきます。
「答える」と「応える」それぞれの字の違いについて
まずは、「答」と「応」それぞれの字について、どういった意味を持っているのか、確認して違いを見てみましょう。
2 問題・設問などを解いて出される結果。解答。
2 承知する。
3 外からの求めや働きかけを受けて動く。
4 ふさわしい。つりあう。
「答える」は回答、「応える」はリアクション?
それぞれの字の意味を細かく見ると、同じ「こたえる」と読める字であっても若干意味合いが違うように見えます。
「答」の字は主に呼びかけや質問などに対する回答という意味に見えますが、「応」の字はより広い意味を持っているようにも見えます。
「答」という字が質問や問題へ答えるという意味なら、「応」という字は様々な事柄に対する反応、リアクションという意味合いを持っているようにも見えますね。
「答える」と「応える」の使い分け方法
字の意味から考えると、二つの「こたえる」をどう使い分けていけばいいのか、大体のイメージは掴めるのではないかと思います。
例えば、
- 質問にこたえる
- 問題にこたえる
こうした質問に対してこたえる場合は「答える」の方を使うのが適切と言えるでしょう。
それ以外の、例えば
- 相手の気持ちにこたえる
- 期待にこたえる
- 相手の策に〇〇でこたえる
などの外部からの働きかけに対してこたえるなら「応える」の方が適していると思います。
・呼びかけにこたえる
などの場合は、「答える」と「応える」どちらも意味合いとしては通じるものがありますので、どちらを使っても間違いではないと思います。
「答える」は回答・アンサー、「応える」は反応・リアクションという風に覚えておきましょう。
以上、「答える」と「応える」の違いについてご紹介させていただきました。
時と場合に合わせて適した「こたえる」を使いましょう。