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読み方が同じ”あげる”の「上げる」と「挙げる」。
「上げる」と「挙げる」の違いを理解して、使い分け出来ますか?
実力を磨きあげるのは「上げる」?「挙げる」?
営業マンとして大きな成果をあげるのは「上げる」?「挙げる」?
手をあげる場合は「上げる」?「挙げる」?
今回はなんとなく分かるような「上げる」と「挙げる」の違いや意味、使い分けについてご紹介していきます。
「上げる」と「挙げる」の意味
まずは「上げる」と「挙げる」の意味を見てみましょう。
「上げる」の意味
そのもの全体または部分の位置を低い所から高い方へ動かす、また、移す。
他と比較して高い状態になる。
好ましい結果を得る。
家の中に入れる。
「挙げる」の意味
力などを出し尽くす。
表し示す。
検挙する。
「上げる」と「挙げる」に意味はここに挙げるもの以外にもたくさんあります。
意味によっては「上げる」と「挙げる」で共通のものもあれば、「挙げる」だけが持つ意味もあるようです。
特に「上げる」には実に幅広い意味がありますので、「挙げる」の意味で使われているのかどうかを判断するのが良さそうですね。
「上げる」と「挙げる」の違い
「上げる」と「挙げる」の違いを端的に説明するのは難しいところ。
「上げる」には上昇の意味や終了の意味があるのに対して、「挙げる」は成果を残したり、意思を表示する意味を持つのが大きな違いでしょうか。
つまり「上げる」は上下に関わるものが中心で、挙げるは上下に関係なく成果に関するものが多いということになります。
この辺りの違いを踏まえると、「上げる」と「挙げる」の使い分けがなんとなくお分かりになってくるかと思います。
次からは具体的な例文を元に、「上げる」と「挙げる」の違いを見ていきましょう。
「上げる」と「挙げる」の使い分け
ここでは「上げる」と「挙げる」のどちらが適切か、その使い分けについて解説していきます。
「床に落ちた本を棚にあげる」
この場合は「上げる」を使います。本を棚に上げるのは上下に関係していますよね。
「フォワードがシュートを決めて得点をあげる」
この場合は「挙げる」を使います。得点という成果に関係していますね。
「今回の事件でも警察は必ず犯人をあげるだろう」
この場合も「挙げる」を使います。犯人を捕まえるという成果であり、検挙という単語でも使われますね。
このように上下に関係するか成果に関係するかで考えると、「上げる」と「挙げる」の使い分けは大抵見分けられそうです。
「上げる」と「挙げる」と「揚げる」
同じあげるという言葉には「上げる」と「挙げる」の他にも「揚げる」がありますね。
「揚げる」には「上げる」よりも特に高くあげる意味がありますので、国旗を揚げる(国旗掲揚)や唐揚げを揚げるといった場面で使います。
場合によっては「上げる」との違いが少し分かり辛いかもしれませんね。
「上げる」と「挙げる」でも紛らわしい場面では違いが分からなくなるかもしれません。
手をあげるという文章では、どちらも当てはまる可能性があります。
単純に上下運動として手を上げるのか、何か主張があって手を挙げる(意見がある人は挙手、みたいな場面)で意味に違いが出るんですね。
というわけで、大抵のケースでは違いが分かりやすい「上げる」と「挙げる」。
上手く使い分けられそうでしょうか?