この記事には広告を含む場合があります。 記事内で紹介するサービスをご利用になることで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
凛香(りんか)、花凜(かりん)、凛子(りんこ)。
凜空(りく)、凛太(りんた)、凜之介(りんのすけ)。
りんと読む「凛」や「凜」は子供の名前に大人気です。
でも、「凛」や「凜」という字にはそもそもどんな意味が込められているのでしょうか?
今回はそんな「凛」と「凜」の違いや意味についてご紹介します。
「凛」と「凜」の違いとは?
実は「凛」と「凜」はどちらも同じ意味を持っています。
部首がどちらも共通の「冫(にすい)」で、これは氷を表します。
そして「凛」と「凜」ともに含まれている「回」はこめ蔵に意味があります。
「凛」と「凜」の字で唯一違うところが「凛」の「示」と「凜」の「禾」ですね。
「凜」に含まれる「禾」は稲の先が垂れ下がった様子を表しています。
異体字(旧字など読み方が一緒で漢字の一部が異なる字体)の関係にある「凛」と「凜」は、「凜」が正字というだけで漢字の意味そのものは同じなのです。
「凜」が正字で「凛」が略字なのですが、人名用漢字やJIS漢字には「凛」と「凜」共に含まれている(凛が第1水準で凜が第2水準)のでこの点でも違いはありません。
正字である「凜」の方が良い漢字、正当な字ということもありません。
また、子供の名前を決める際に役立つ姓名判断においても画数が同じなので安心です。
「凛」と「凜」に意味の違いが無く、姓名判断でも違いが無いんですね。
「凛」と「凜」の人気度
明治安田生命が発表した資料によると、2000年にはTOP10に入っていなかった「凛」と「凜」。
それが2013年には女の子の名前で第6位に「凜」が、第7位に「凛」がランクインしました。
その翌年2014年には逆転して、「凛」が第2位、「凜」は第10位となりました。
その後も「凛」と「凜」は共に上位へランクインしていますが、どちらかに人気が偏ることも無く、優劣つけがたい人気を誇ることが読み取れます。
「凜」のデメリット
「凛」と「凜」には特に優劣も無く、好きな方を名前に使用して問題無いかと思います。
でも、「凜」にはちょっとしたデメリットがあることを知っておいた方が良さそうです。
「凜」のちょっとしたデメリット、それはパソコンの文字変換で出てこない確率が高くなるということ。
JIS漢字では「凛」が第1水準なのに対して「凜」が第2水準となっていることもあり、「凛」は変換できるのに「凜」は変換できないというケースが多々あるんですね。
そうすると、本来は「凜」を使った名前なのに間違って「凛」と変換されがちになってしまいます。
人生の様々なシーンで自分の名前を間違われるのは本人にとって何かと面倒なことがありますから、その点は注意が必要です。
「凛」と「凜」のまとめ
以上、「凛」と「凜」についてご紹介しました。
「凛」と「凜」についてまとめると以下の通りとなります。
- 「凛」と「凜」に意味の違いは無い
- 「凛」と「凜」はどちらも人気がある
- 「凜」は間違って「凛」と変換されやすい
これらを踏まえて、最終的には好きな方を使用されると良いかと思います。