日本最大の東洋学専門図書館、「東洋文庫」が運営するミュージアム。
特に「モリソンの書庫」と呼ばれるエリアは、天井まで続く圧巻の本棚で、まるで映画の世界に迷い込んだかのようですよね。
そんなアカデミックで美しい空間ですが、訪れる際に正規料金をそのまま支払うのは、少しもったいないかもしれません。
なぜなら、誰でも簡単に使える割引券やクーポンがいくつか用意されているからです。
この記事では、東洋文庫ミュージアムの入館料を少しでも安く、お得に楽しむための方法を徹底的に解説していきます。
東洋文庫ミュージアムの通常料金
東洋文庫ミュージアムの通常料金は、一般(大人)が900円、65歳以上が800円、大学生が700円、中・高校生が600円、小学生が290円です。未就学児は無料です。まずはこの基本料金を把握しておきましょう。
割引情報をチェックする前に、まずは基本となる通常の入館料金を確認しておきましょう。
東洋文庫ミュージアムの料金体系は、年齢層によって細かく設定されています。
| 区分 | 通常料金 |
|---|---|
| 一般(大人) | 900円 |
| 65歳以上 | 800円 |
| 大学生 | 700円 |
| 中・高校生 | 600円 |
| 小学生 | 290円 |
| 未就学児 | 無料 |
65歳以上の方は、年齢が確認できるもの(免許証や保険証など)の提示が必要になる場合がありますので、持参すると安心ですね。
では、この料金からどれくらい安くできるのでしょうか?
東洋文庫ミュージアムで使える割引券・クーポン
東洋文庫ミュージアムの割引は、基本的に「100円割引」が中心です。最も簡単なのは、公式サイトの「ご優待割引券」を提示する方法です。また、アソビュー!、JTB、JAF、ベネフィット・ステーションなど、多くのサービスで同様に100円割引が提供されています。
東洋文庫ミュージアムでは、大幅な割引は少ないものの、ほぼ全ての区分で100円割引になるクーポンが複数用意されています。知っているだけでお得になりますよ。
公式サイト「ご優待割引券」(おすすめ)
最も手軽で誰でも利用できるのが、公式サイトで提供されている「ご優待割引券」です。
公式サイトの専用ページをスマートフォンの画面で提示するか、事前に印刷して持参するだけで、入館料が100円割引になります。
| 区分 | 通常料金 | 割引後料金 |
|---|---|---|
| 一般 | 900円 | 800円 |
| 65歳以上 | 800円 | 700円 |
| 大学生 | 700円 | 600円 |
| 中・高校生 | 600円 | 500円 |
| 小学生 | 290円 | 割引対象外 |
小学生料金は元々が安価なため対象外ですが、他はすべて100円引きになります。お出かけ前にさっとスマホで表示するだけなので、使わない手はないですよね。
アソビュー!やJTBの電子チケット(前売り券)
「アソビュー!」や「JTB」などの電子チケットサイトでも、前売りの割引チケットが販売されています。
こちらも割引額は公式サイトと同様に100円割引(一般 900円 → 800円など)です。
メリットとしては、事前にスマホで購入(決済)が完了するため、当日は窓口でQRコードを見せるだけでスムーズに入場できる点です。
東洋文庫ミュージアムはそこまで大混雑する施設ではありませんが、休日などで窓口が混み合いそうな場合は、事前購入しておくと安心ですね。
JAF会員優待割引
車のロードサービスでおなじみの「JAF」も、優待が使えます。
チケット購入時にJAF会員証を提示すると、会員本人含む5名まで、入館料が100円割引になります。
グループで訪れる際には便利な割引方法です。
ベネフィット・ステーションなどの福利厚生割引
お勤め先の会社が「ベネフィット・ステーション」や「デイリーPlus」といった福利厚生サービスに加入している場合、そちらでも割引クーポンが提供されていることが多いです。
割引額はやはり100円引きが基本ですが、勤務先で加入している方はログインして確認してみましょう。
団体割引・障がい者割引
特定の条件に当てはまる方向けの割引制度です。
- 団体割引: 20名以上で利用する場合、各料金から100円割引(小学生は230円に)になります。
- 障がい者割引: 身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方は、本人と介助者1名まで290円で入館できます。窓口で手帳を提示してください。
東洋文庫ミュージアムの営業時間・休館日
営業時間は午前10時から午後5時まで(最終入館は午後4時30分)です。休館日は毎週火曜日(祝日の場合は翌平日)、年末年始、および展示替え期間となっています。
訪問の計画を立てるために、開館時間と休館日をしっかり確認しておきましょう。
- 開館時間: 10:00~17:00(最終入館 16:30)
- 休館日:
- 毎週火曜日(祝日の場合は開館し、翌平日に休館)
- 年末年始
- 展示替え期間(不定期)
特に注意したいのが「展示替え期間」です。
企画展の入れ替えのために臨時休館することがあるので、訪問前には必ず公式サイトのカレンダーをチェックすることをおすすめします。
東洋文庫ミュージアムへのアクセス(駐車場)
最寄り駅はJR山手線・東京メトロ南北線の「駒込駅」(徒歩8分)と、都営三田線の「千石駅」(徒歩7分)です。どちらの駅からもアクセスしやすい立地です。無料の専用駐車場が6台分ありますが、満車の場合が多いため、公共交通機関の利用が推奨されます。
東洋文庫ミュージアムは、緑豊かな六義園の近く、閑静な住宅街にあります。
【電車でのアクセス】
- JR山手線・東京メトロ南北線:「駒込駅」北口より徒歩約8分
- 都営地下鉄三田線:「千石駅」A4出口より徒歩約7分
どちらの駅からも少し歩きますが、道中は看板も出ており、迷わずに行けるでしょう。
【車でのアクセス】
車で行く場合は、無料の専用駐車場があります。
- 駐車場: 6台(無料)
ただし、駐車可能台数が6台と非常に少ないため、土日や祝日は満車になっている可能性が非常に高いです。
周辺にはコインパーキングもありますが、料金が高めなエリアでもあるため、できるだけ電車などの公共交通機関を利用するのが安心ですね。
体験談:僕が東洋文庫ミュージアムの「最強の書斎」に圧倒された日
先日、駒込の六義園に紅葉を見に行ったついでに、「近くに面白いミュージアムがあるよ」と友人に誘われて東洋文庫ミュージアムに立ち寄りました。
正直、「東洋文庫」という名前から、少しお堅い、地味な展示を想像していたんです。
入館してすぐ、その予想は良い意味で裏切られました。
まず驚いたのが、有名な「モリソンの書庫」です。
これは本当に圧巻でした。
床から天井まで、壁一面が古い洋書で埋め尽くされていて、まるで映画『ハリー・ポッター』や『美女と野獣』の図書館に迷い込んだかのようでした。ここは写真撮影が可能なので、来館者のほとんどがここで足を止め、夢中になってシャッターを切っていましたね。僕もその一人です(笑)。
企画展も興味深かったです。僕が行った時はアジアの食文化に関する展示でしたが、古い文献だけでなく、当時の食器や食材のレプリカなども展示されていて、視覚的にも楽しめました。
館内はそれほど広くないので、1時間から1時間半もあればゆっくり見て回れます。
一つ気になったのは、やはり駐車場の少なさです。僕たちは電車で行ったので問題ありませんでしたが、車で来て駐車場を探している様子の車を何台か見かけました。駒込駅や千石駅から歩くのが賢明だと思います。
併設されている「オリエント・カフェ」もすごくお洒落で、窓から見える中庭(シーボルト・ガーデン)を眺めながらお茶をするのは、とても優雅な時間でした。
「知の殿堂」というキャッチコピーにふさわしい、知的で美しい空間。六義園とセットで訪れるのに、本当におすすめのスポットです。
東洋文庫ミュージアムに関するよくある質問
雨の日でも楽しめますか?
はい、展示はすべて屋内ですので、天候に関わらずゆっくりと楽しむことができます。
再入場はできますか?
いいえ、原則として再入場はできませんのでご注意ください。
写真撮影は可能ですか?
はい、館内の一部エリア(モリソンの書庫、オリエント・ホールなど)では写真撮影が可能です。ただし、フラッシュ撮影、三脚・自撮り棒の使用は禁止されています。企画展示室など撮影禁止の場所もありますので、現地の案内に従ってください。
ベビーカーや車椅子での利用は可能ですか?
はい、館内にはエレベーターが設置されており、ベビーカーや車椅子のままで観覧が可能です。多目的トイレも完備されています。
館内にレストランはありますか?
はい、併設の「オリエント・カフェ」があります。ミュージアムに入館しなくても利用可能で、ランチやカフェが楽しめます。特にアジアの食文化に基づいたメニューが人気です。
東洋文庫ミュージアムの割引券・クーポンのまとめ
東洋文庫ミュージアムの割引券・クーポン情報をご紹介しました。
割引額は一律100円引き(小学生除く)が基本ですが、最も簡単なのは公式サイトの「ご優待割引券」をスマホで提示する方法です。
会員サービスに加入している方は、JAFやベネフィットなどを利用するのも良いでしょう。
正規料金の900円を支払う前に、ほんの一手間かけるだけで800円になるのですから、ぜひ活用したいですよね。
浮いた100円で、ミュージアムショップの素敵な絵葉書を買うのも良いかもしれません。
最新の展示情報や開館カレンダーは、公式サイトで確認してからお出かけください。
東洋文庫ミュージアム以外にも、東京都内にはお得なクーポンがたくさんあります。他のスポットも探している方は、こちらのまとめ記事も参考にしてみてください。
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