東京国立近代美術館の割引券やクーポンを使ってお得に楽しむ方法!

皇居の近く、竹橋にある東京国立近代美術館(MOMAT)。

重要文化財を含む日本美術の流れをゆったりと鑑賞できる、素晴らしい場所ですよね。この美術館、正規料金で入るのはもったいないかもしれません。なぜなら、JAFや「ぐるっとパス」など、お得に入館できる割引券やクーポンがしっかり用意されているからです。

この記事では、所蔵作品展(MOMATコレクション)をお得に楽しむ方法から、企画展の料金体系、アクセス情報まで、MOMATを賢く満喫するための情報を徹底的に解説していきますね。

東京国立近代美術館の通常料金(所蔵作品展)

【要点】

東京国立近代美術館の観覧料は、観る展示によって異なります。常設展にあたる「MOMATコレクション(所蔵作品展)」の料金は、大人が500円、大学生が250円です。高校生以下、18歳未満、65歳以上の方は無料となります。

まず基本となるのは、4階から2階で展示されている「MOMATコレクション(所蔵作品展)」の観覧料です。企画展とは別料金なので注意しましょう。

区分 通常料金
一般 500円
大学生 250円
高校生以下・18歳未満 無料
65歳以上 無料

※( )内は20名以上の団体料金です。

大人の基本料金が500円と、もともと非常にリーズナブルですよね。さらに、高校生以下と65歳以上の方は無料というのが驚きです(年齢がわかるものの提示が必要です)。

東京国立近代美術館の企画展 料金について

【要点】

1階で開催される「企画展」の料金は、展覧会ごとに異なります。 例えば、過去の企画展では一般1,500円、大学生800円といった料金設定がありました。 企画展のチケットでMOMATコレクションも観覧できる場合が多いですが、展覧会によるため確認が必要です。

MOMATコレクション(所蔵作品展)とは別に、1階のギャラリーでは「企画展」が開催されます。

この企画展の料金は、MOMATコレクションとは別料金で、展覧会の内容によって毎回設定が変わります。

例えば、過去に開催された企画展「記録をひらく 記憶をつむぐ」では、一般1,500円、大学生800円でした。

多くの場合、企画展のチケット料金にはMOMATコレクションの観覧料も含まれていますが、 JAFやぐるっとパスなどの割引は「所蔵作品展のみ」が対象となるケースが多いので、どの展示を観たいのかを明確にしておくと良いでしょう。

東京国立近代美術館で使える割引券・クーポン

ここからは、MOMATコレクション(所蔵作品展)を中心とした割引情報を紹介しますね。

JAF会員割引(所蔵作品展)

JAF会員の方は、会員証を提示するだけで割引が受けられます。

  • 割引内容:一般観覧料 100円割引(500円 → 400円)
  • 対象人数:会員本人を含む2名まで
  • 利用方法:入館受付時にJAF会員証を提示してください。

※注意点:他の割引(「5時から割引」など)との併用はできません。 また、大学生料金や団体料金は対象外です。

ぐるっとパス

都内の美術館や博物館をよく利用する方なら、「ぐるっとパス」が最強の選択肢になるかもしれません。

これは2,500円(大人料金のみ)で、 東京を中心とする102もの施設の入場券や割引券がセットになったお得なQRコードチケットです。 東京国立近代美術館も対象施設で、「ぐるっとパス」を提示すればMOMATコレクションに無料で入館できます。

MOMAT(500円)の他に2〜3館行けば元が取れてしまう計算ですね。有効期間は最初の利用日から2ヶ月間です。

5時から割引(金曜・土曜限定)

金曜日と土曜日は夜間開館(20:00まで)を実施しており、 17:00以降に入館すると観覧料が割引になります。

区分 割引後料金
一般 300円
大学生 150円

仕事帰りや夕方からゆっくり鑑賞したい方には、これが一番お得な方法ですよね。

MOMATパスポート(年間パスポート)

年に何度も訪れたい方には、MOMATコレクションの年間パスポート「MOMATパスポート」がおすすめです。

  • 料金:1,200円(税込)
  • 内容:1年間、MOMATコレクション(東京・竹橋)と国立工芸館(石川・金沢)の所蔵作品展を何度でも観覧できます。

1回の観覧料が500円なので、年に3回以上行くなら元が取れますね。 しかも、有効期間は購入日からではなく、最初に利用した日から1年間です。

無料観覧日(高校生以下・65歳以上など)

先ほどの料金表の通りですが、以下の方はMOMATコレクションがいつでも無料になります。

  • 高校生以下および18歳未満の方
  • 65歳以上の方

入館時に学生証や健康保険証、運転免許証など、年齢が確認できるものの提示が必要ですよ。

障害者手帳をお持ちの方(介助者含む)

障害者手帳(身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳など)をお持ちの方は、本人と付添者1名まで無料で観覧できます。 チケットの事前購入や予約は不要で、窓口で手帳を提示するだけです。

国立美術館キャンパスメンバーズ

あなたが学生や教職員の場合、所属する学校が「国立美術館キャンパスメンバーズ」に加入しているかもしれません。

加入校の学生・教職員の方は、学生証や教職員証を提示するだけでMOMATコレクションを無料で観覧できます。 自分の学校が対象かどうか、ぜひチェックしてみてくださいね。

団体割引

有料入館者が20名以上の場合は団体割引が適用されます。

  • 一般:500円 → 400円
  • 大学生:250円 → 200円

東京国立近代美術館の営業時間・休館日

【要点】

開館時間は10:00〜17:00です。ただし、金曜日と土曜日は20:00まで夜間開館しています。 休館日は月曜日(祝日の場合は翌平日)、展示替期間、年末年始です。

訪問してから「休みだった!」なんてことがないように、基本情報を確認しておきましょう。

  • 開館時間:10:00〜17:00
  • 夜間開館:金曜日・土曜日は 20:00まで開館
  • 入館締切:閉館の30分前まで
  • 休館日:月曜日(祝休日の場合は開館し、翌平日が休館)、展示替期間、年末年始

祝日と月曜日が重なった場合は火曜日が休みになるので、連休明けは特に注意が必要ですね。

東京国立近代美術館へのアクセス

【要点】

アクセスは電車が非常に便利です。東京メトロ東西線「竹橋駅」の1b出口から徒歩わずか3分です。 一般向けの駐車場はないため、 公共交通機関の利用が強く推奨されます。

美術館への行き方をまとめました。

電車でのアクセス

最寄り駅は「竹橋駅」です。

  • 東京メトロ東西線「竹橋駅」1b出口より徒歩3分
  • 東京メトロ半蔵門線・都営新宿線「九段下駅」4番出口より徒歩15分
  • 東京メトロ半蔵門線・都営新宿線・三田線「神保町駅」A1出口より徒歩15分

ベビーカーや車椅子をご利用の方は、竹橋駅の「2番出口」にあるエレベーターを利用するバリアフリールートが案内されていますよ。

車でのアクセス・駐車場

東京国立近代美術館には、一般来館者用の駐車場はありません。

お身体の不自由な方が利用される車に限り、駐車スペースの利用が可能です(警備員へ申し出が必要)。

車で行く場合は、近隣の有料駐車場(「北の丸公園駐車場」や「パレスサイドビル駐車場」など)を利用することになります。

体験談:僕がMOMATで感じたアートと皇居の緑

先日、天気が良かったのでふらっと竹橋の東京国立近代美術館に行ってきました。竹橋駅の1b出口を出ると、本当にすぐそこ。皇居のお堀の緑が目に入って、歩いているだけで気持ちがいいですよね。

僕の目的は所蔵作品展の「MOMATコレクション」だったので、料金は500円。ワンコインで日本の近代美術の流れをじっくり見られるのは、本当に贅沢だと思います。

館内はとても静かで、自分のペースで作品と向き合えます。岸田劉生の有名な《麗子微笑》や重要文化財の作品もあって、教科書で見た作品の本物に出会えると感動しますね。

僕が一番好きなのは、4階にある休憩室「眺めのよい部屋」です。ここは本当に最高ですよ。大きな窓から皇居の緑と丸の内のビル群が一望できて、まさに都会のオアシス。多くの人がここで休憩しながら景色を眺めていました。

ひとつだけ、企画展と所蔵作品展のチケットが別々なのが、最初は少し戸惑うかもしれません。今回はMOMATコレクションだけでしたが、もし企画展も観るならセットになったチケットがあるか確認するのが良さそうです。

帰りはミュージアムショップを覗いて、そのまま1階のレストラン「L’ART ET MIKUNI」でお茶をしました。後で知ったのですが、レストランやショップは入館料なしでも利用できるんですね。 今度はランチ目的で来るのもアリだなと思いました。

静かにアートに浸りたい日には、これ以上ない場所だと思います。

東京国立近代美術館に関するよくある質問

再入館はできますか?

当日の再入館は原則として認められていないようです。ただし、やむを得ない事情(お子様がぐずってしまったなど)で一時的に展示室から退出する場合は、係員の方に相談すれば再入場が可能な場合もあるようです。 詳細は現地でご確認ください。

レストランやミュージアムショップのみの利用は可能ですか?

はい、入館料なしで利用可能です。 レストランやカフェ、ミュージアムショップ、1階の無料ゾーンは観覧券がなくても入れますよ。

ベビーカーの貸し出しや授乳室はありますか?

はい、どちらも用意されています。ベビーカーは約3台の貸し出しがあり(1階インフォメーション)、 授乳室(おむつ替えスペース含む)も館内に設置されています。

コインロッカーはありますか?

はい、館内にコインロッカー(無料、100円リターン式かは要確認)が設置されています。 手荷物を預けてゆっくり鑑賞できますね。

東京国立近代美術館の割引券・クーポンのまとめ

東京国立近代美術館の割引情報をまとめました。

所蔵作品展(MOMATコレクション)は、高校生以下と65歳以上、障害者手帳をお持ちの方は無料 というのが最大のポイントですよね。大人の通常料金も500円と非常に良心的です。

有料となる大人の方も、JAF会員なら100円引きの400円金曜・土曜の17時以降なら「5時から割引」で300円 になります。もし他の美術館も巡るなら「ぐるっとパス」、年に何度も行くなら「MOMATパスポート(1,200円)」 がお得です。

企画展は料金が別になるので、訪問前に公式サイトをチェックするのがおすすめです。

日本の近代美術に触れる静かな時間を、ぜひお得に楽しんでくださいね。

東京国立近代美術館の公式サイトはこちらです。

この記事を参考に、あなたもお得に楽しんでください。他の観光スポットについては、東京都の割引券・クーポンまとめの記事もチェックしてみてくださいね。