万博記念公園の一角にある「大阪日本民芸館」。
柳宗悦によって提唱された「民芸運動」の西の拠点として、日本各地の民芸品を中心に展示している、趣のある美術館ですよね。
陶磁器や染織品、木漆工品など、日常の中で使われてきた「用の美」を感じさせるコレクションは、訪れる人の心を豊かにしてくれます。
この大阪日本民芸館、実は正規の入館料をそのまま支払うだけではない、お得な利用方法があるのをご存知でしたか?
いくつかの割引制度や、無料になる条件が用意されているんです。
この記事では、大阪日本民芸館の観覧料をお得にするための割引券やクーポン情報、そして無料観覧のチャンスについて、詳しく解説していきます。お出かけ前にぜひチェックしてみてくださいね。
大阪日本民芸館の通常料金
大阪日本民芸館の入館料は、一般が710円、高校・大学生が450円、小・中学生が100円です。未就学児は無料。なお、別途万博記念公園の入園料(大人260円、小中学生80円)が必要です。展覧会によって料金が変動する可能性もあります。
まず、割引前の基本的な入館料金を確認しておきましょう。
大阪日本民芸館は万博記念公園内にあるため、別途、万博記念公園(自然文化園・日本庭園共通)への入園料が必要になる点に注意が必要です。
大阪日本民芸館 入館料
| 区分 | 通常料金 |
|---|---|
| 一般 | 710円 |
| 高校生・大学生 | 450円 |
| 小・中学生 | 100円 |
| 未就学児 | 無料 |
万博記念公園 入園料(参考)
| 区分 | 通常料金 |
|---|---|
| 大人 | 260円 |
| 小中学生 | 80円 |
※学生の方は学生証の提示が必要です。
※展覧会によっては入館料が変更になる場合があります。
つまり、大人が大阪日本民芸館を観覧するには、通常710円 + 260円 = 970円が必要ということですね。この料金から割引を適用できる方法があります。
大阪日本民芸館で使える割引券・クーポン
大阪日本民芸館では、20名以上の団体割引、障がい者割引(本人及び介助者1名半額)があります。また、万博記念公園の有料区域入園券(当日券)を提示すると入館料が割引になります。関西文化の日など無料開館の可能性もありますが、JAF割引や一般的なクーポンサイトの割引は基本的にありません。
大阪日本民芸館の入館料がお得になる方法をまとめました。
JAF会員割引や主要なクーポンサイトでの割引券の提供は、残念ながら現時点では見当たりませんでした。しかし、以下の割引制度を活用できます。
団体割引
20名以上のグループで観覧する場合は、団体割引料金が適用されます。
グループでの鑑賞には嬉しい割引ですね。
| 区分 | 通常料金 | 団体割引料金(20名以上) |
|---|---|---|
| 一般 | 710円 | 570円 |
| 高校生・大学生 | 450円 | 360円 |
| 小・中学生 | 100円 | 80円 |
※料金は展覧会により異なる場合があります。
利用する際は、事前に美術館へ予約連絡をしておくとスムーズです。
障がい者割引
身体障がい者手帳、療育手帳、精神障がい者保健福祉手帳などをお持ちの方は、入館料が半額になります。
さらに、介助者の方1名も同様に半額となります。
入館時に受付で手帳を提示してください。
万博記念公園の有料区域入園券提示割引
大阪日本民芸館は万博記念公園内にあるため、公園の入園料が別途必要ですが、その公園の有料区域入園券(当日券)を大阪日本民芸館の受付で提示すると、入館料が割引になります。
これは見逃せない連携割引ですよね!
| 区分 | 通常料金 | 公園入園券提示割引料金 |
|---|---|---|
| 一般 | 710円 | 570円 |
| 高校生・大学生 | 450円 | 360円 |
| 小・中学生 | 100円 | 80円 |
※料金は展覧会により異なる場合があります。
万博記念公園に入園する際に購入したチケットを提示するだけなので、誰でも簡単に利用できます。団体割引と同じ割引額になるようです。
無料開館日(関西文化の日など)
年に数日、美術館が無料開放される日がある可能性があります。
特に、例年11月に開催される「関西文化の日」には、多くの美術館や博物館が無料開館を実施しており、大阪日本民芸館もこれに参加し、無料開館することが多いです。
ただし、実施の有無や対象日は年によって異なるため、秋頃になったら公式サイトの情報を必ず確認してください。
無料で入館できる貴重なチャンスですが、混雑も予想されます。また、万博記念公園自体の入園料は別途必要となる可能性が高いのでご注意ください。
大阪日本民芸館の開館時間
大阪日本民芸館の開館時間は、午前10時から午後5時までです。入館は閉館30分前の午後4時30分までとなります。休館日は毎週水曜日(祝日の場合は翌平日)、展示替期間、年末年始です。
大阪日本民芸館の開館時間と休館日は以下の通りです。
- 開館時間:10:00~17:00 (入館は16:30まで)
- 休館日:
- 毎週水曜日(水曜日が祝日の場合は開館し、翌木曜日が休館)
- 展示替期間
- 年末年始(12月26日~1月7日頃)
水曜日がお休みですが、祝日の場合は開けてくれるのは嬉しいですね。その代わり翌日の木曜日が休みになります。
特に注意が必要なのは、展覧会の入れ替えに伴う「展示替期間」の休館です。これは不定期で、比較的長い期間休館することもあるため、訪問前には必ず公式サイトの開館カレンダーなどで確認することが重要です。
大阪日本民芸館へのアクセス
大阪モノレール「万博記念公園駅」または「公園東口駅」から万博記念公園内を徒歩約5分です。車の場合は、万博記念公園の駐車場(東駐車場、中央駐車場などが近い)を利用します。民芸館専用の駐車場はありません。
大阪日本民芸館へのアクセス方法です。万博記念公園内にあります。
【電車・モノレールでのアクセス】
- 大阪モノレール 「万博記念公園駅」下車、徒歩約5分(公園中央口から入園)
- 大阪モノレール 「公園東口駅」下車、徒歩約5分(公園東口から入園)
【車でのアクセス】
- 名神高速道路・近畿自動車道・中国自動車道 「吹田IC」から約5分
- 駐車場:万博記念公園の有料駐車場を利用(東駐車場、中央駐車場などが比較的近い)
- 駐車料金は万博記念公園の規定によります(平日最大1,100円、土日祝最大1,600円など)。
万博記念公園自体へのアクセスと同様、モノレールの駅が公園に隣接しており便利です。公園の中央口や東口から入園し、園内を少し歩くと民芸館に着きます。
車の場合も万博記念公園の駐車場を利用しますが、民芸館に最も近いのは東駐車場や中央駐車場のようです。広大な公園なので、停める場所によっては民芸館まで少し歩くことになります。
体験談:僕が大阪日本民芸館で感じた用の美と温もり
先日、万博記念公園を訪れた際に、以前から気になっていた大阪日本民芸館にも足を運んでみました。
万博記念公園の中央口から入園し(入園料260円)、太陽の塔を横目に見ながら歩くこと数分。緑の中に落ち着いた佇まいの建物が見えてきました。受付で入館料(一般710円)を支払おうとしたところ、公園の入園券を見せると割引(570円)になることを教えてもらい、早速利用しました。これは知らなかったのでラッキーでしたね!
館内は、木の温もりを感じる落ち着いた空間。展示されていたのは、日本各地の陶磁器や染物、木工品など、いわゆる「民芸品」でした。派手さはありませんが、一つ一つが丁寧に作られ、実際に人々の暮らしの中で使われてきたであろう温かみを感じます。濱田庄司や河井寛次郎といった有名な作家の作品もあり、その素朴ながらも力強い美しさに引き込まれました。
展示室はそれほど広くなく、1時間もあれば十分に見て回れる規模です。解説も丁寧で、民芸運動の背景や、それぞれの品が作られた土地の文化についても知ることができました。
ただ、個人的にはもう少し展示品の種類が多いと嬉しいかな、と感じました。常設展示というよりは、企画展がメインなのかもしれませんね。
それでも、静かな環境で、手仕事の美しさや日本の伝統文化に触れることができ、心が豊かになる時間でした。万博記念公園の賑やかさとは対照的な、穏やかな時間を過ごしたい方にはぴったりの場所だと思います。
入館料も公園入園券提示で割引になり、トータルでも十分納得できる価格でした。次はどんな企画展が開催されているかチェックして、また訪れたいと思います。
大阪日本民芸館に関するよくある質問
館内で写真撮影はできますか?
基本的に館内での写真撮影はご遠慮いただいています。ただし、展覧会によっては一部撮影可能な場合もありますので、現地の案内に従ってください。
万博記念公園の入園料は必ず必要ですか?
はい、大阪日本民芸館は万博記念公園の有料区域内にあるため、民芸館の入館料とは別に、万博記念公園(自然文化園・日本庭園共通)の入園料が必要です。
観覧料の支払い方法は何がありますか?
観覧料の支払いは、現金、PayPay、LINE Payが利用可能です(2025年10月時点)。クレジットカードや他の電子マネーの利用については、最新情報を公式サイトでご確認ください。
車椅子やベビーカーでの観覧は可能ですか?
はい、館内はバリアフリー対応となっており、エレベーターも設置されているため、車椅子やベビーカーでの観覧が可能です。多目的トイレもあります。貸し出しについては事前に施設へお問い合わせください。
大阪日本民芸館の割引券・クーポンのまとめ
今回は、大阪日本民芸館の観覧料に関する割引情報について解説しました。
入館料は展覧会によって変動しますが、一般料金の目安は710円程度です(別途、万博記念公園入園料が必要)。
観覧料をお得にする主な方法は以下の通りです。
- 20名以上の団体割引(一般570円など)
- 障がい者手帳の提示(本人+介助者1名半額)
- 万博記念公園の有料区域入園券(当日券)提示(一般570円など)
- 無料開館日(関西文化の日など、要確認)
JAF割引や一般的なクーポンはありませんが、万博記念公園の入園券提示で割引になるのは大きなポイントですね。
あなたもぜひ、これらの情報を活用して、大阪日本民芸館で心温まる民芸の世界を、よりお得に楽しんでください。
訪問前には必ず大阪日本民芸館公式サイトで、開催中の展覧会、入館料、開館時間、休館日(特に展示替期間)を確認することをお忘れなく。
大阪府内の他の施設の割引情報も気になる方は、大阪の割引券・クーポンまとめページもチェックしてみてください。
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