福岡市博多区の「博多リバレインモール」内にある「福岡アジア美術館」。
アジアの近現代美術を専門に扱う、世界でもユニークなこの美術館、実は多くの方が無料または割引料金で観覧できるのをご存知でしたか?
正規料金を支払う前に、ぜひ確認していただきたいお得な情報がたくさんあるんです。
この記事では、福岡アジア美術館のアジアギャラリー(常設展)や企画展をお得に楽しむための割引券・クーポン情報を、僕が調べた限り詳しくご紹介していきますね。
福岡アジア美術館の通常料金
福岡アジア美術館の観覧料は「アジアギャラリー(常設展)」と「企画展」で異なります。アジアギャラリーは一般200円、高大生150円です。中学生以下は無料です。企画展の料金はその都度設定され、アジアギャラリーも観覧できる場合があります。
まず、割引前の基本的な観覧料を確認しておきましょう。
福岡アジア美術館では、アジア23ヶ国・地域の近現代美術作品を展示する「アジアギャラリー(常設展)」と、特定のテーマで開催される「企画展」があります。それぞれ料金体系が異なります。
<アジアギャラリー(常設展) 観覧料>
区分 | 通常料金 |
---|---|
一般 | 200円 |
高校生・大学生 | 150円 |
中学生以下 | 無料 |
※高大生は学生証の提示が必要です。
<企画展>
- 料金は展覧会ごとに異なります。
- 企画展の観覧券で、当日に限りアジアギャラリーも観覧できる場合があります(展覧会によります)。
アジアギャラリーは非常にリーズナブルな料金設定ですね。中学生以下が無料なのも嬉しいポイントです。企画展の料金は内容によって変わるので、事前に公式サイトで確認しましょう。
福岡アジア美術館で使える割引券・クーポン
福岡アジア美術館では、年間パスポート「FAAMサポートシップ」がお得です。また、20名以上の団体割引、無料観覧対象者(中学生以下、特定の市内在住65歳以上、障害者手帳保持者等)も多数設定されています。提携美術館・博物館のパスポート提示や地下鉄1日乗車券提示による割引もあります。国際博物館の日などは無料開放されます。
それでは、福岡アジア美術館で利用できる割引券やクーポンについて、詳しく見ていきましょう。
無料や割引になる条件が豊富なので、ご自身が該当しないか、ぜひチェックしてみてください。
年間パスポート(FAAMサポートシップ)
福岡アジア美術館に何度も足を運ぶなら、年間パスポート制度「FAAMサポートシップ」が大変お得です。
アジアギャラリー(常設展)が1年間何度でも無料になるほか、企画展の割引や同伴者割引などの特典があります。
区分 | 年間パスポート料金 | 通常料金(アジアギャラリー)との比較 |
---|---|---|
一般 | 1,000円 | 5回分 |
高校生・大学生 | 750円 | 5回分 |
年に5回アジアギャラリーを観覧すれば元が取れる計算です。さらに、企画展の観覧料が割引になったり(展覧会による)、同伴者1名が団体料金で観覧できたり、提携施設(福岡市美術館、福岡市博物館など)の常設展も団体料金になるなど、特典が満載です。アジアアートが好きな方には必携のパスポートですね。
団体割引
20名以上のグループで観覧する場合は、団体割引が適用されます。
<アジアギャラリー 団体割引>
区分 | 通常料金 | 団体割引料金(20名以上) |
---|---|---|
一般 | 200円 | 150円 |
高校生・大学生 | 150円 | 100円 |
企画展の団体料金は、展覧会ごとに設定されます。
それぞれ50円引きになります。学校関係や職場、アートサークルなどで利用する際に活用しましょう。
無料観覧対象者(高校生以下・シニア・障害者など)
以下の条件に該当する方は、アジアギャラリー(常設展)の観覧料が無料になります。
- 中学生以下
- 65歳以上の方(福岡市、北九州市、熊本市、鹿児島市に在住の方のみ。住所・年齢がわかる公的証明書が必要)
- 身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方、およびその介護者(原則1名)
- 特定医療費(指定難病)受給者証などをお持ちの方
企画展については、障害者手帳等をお持ちの方と介護者1名は無料ですが、それ以外の方は無料対象外となる場合が多いです。
該当する方は、各種証明書や手帳を忘れずに持参してくださいね。指定都市在住のシニア無料は嬉しい制度です。
【提携割引】他館パスポート・地下鉄1日乗車券など
特定の会員証や乗車券などを提示することで、割引料金(団体料金と同額)が適用される場合があります。
- 以下の施設の年間パスポートまたは会員証などをお持ちの方:提示によりアジアギャラリーが団体料金(一般150円、高大生100円)で観覧できます。
- 福岡市美術館、福岡市博物館 の年間パスポートまたはメンバーシップ会員証
- 九州国立博物館 の九博メンバーズカード
- 北九州市立美術館 の年間パスポート
- 福岡県立美術館 のメンバーシップ会員証
- 九州芸文館 の友の会会員証
- 福岡市地下鉄「1日乗車券」「ファミちかきっぷ」:当日利用の乗車券提示で、アジアギャラリーが団体料金(一般150円、高大生100円)になります。企画展も割引になる場合があります。
- 博多座のチケットまたは半券:公演当日に限り、アジアギャラリーが団体料金になります。
- どんたく・山笠期間中の割引:博多どんたく港まつり(5月3日・4日)、博多祇園山笠(7月1日~15日)の期間中は、アジアギャラリーが無料になります。
これらの提携割引は、該当する方にとっては利用しやすいですね。特に地下鉄1日乗車券は、観光で訪れる方にも便利です。
特定日の無料観覧
以下の特定日には、アジアギャラリー(常設展)が無料で観覧できます。
- 国際博物館の日:5月18日
- 開館記念日:3月6日
これらの日は無料でアジアのアートに触れられるチャンスですが、混雑する可能性もあります。
【注意】JAF・コンビニ・アソビュー!での割引は?
よく利用されるこれらの割引方法についてですが、現状は以下の通りです。
- JAF会員割引:僕が確認した限りでは、JAF会員向けの優待割引は実施されていないようです(2025年10月時点)。
- コンビニでの前売り券:企画展によっては、コンビニ(ローソンチケット、チケットぴあ、イープラスなど)で前売り券が販売され、それが割引価格になっていることがあります。しかし、アジアギャラリー(常設展)の割引前売り券は基本的に販売されていません。
- アソビュー!などの予約サイト:現時点(2025年10月)で、アソビュー!などのレジャー予約サイトでの割引チケットの取り扱いは確認できませんでした。
企画展を観覧する場合はコンビニ前売りがお得な場合がありますが、常設展のみ、または当日券を購入する場合は、他の無料・割引条件(年間パスポート、団体、無料対象、提携割引など)に該当しないか確認するのが主な方法となります。
福岡アジア美術館の開館時間・休館日
開館時間は午前9時30分から午後6時までです。金曜日・土曜日は夜間開館があり、午後8時まで開館しています(7月・8月を除く)。最終入室は閉館の30分前です。休館日は水曜日(祝休日の場合は翌平日)と年末年始(12月26日~1月1日)です。
福岡アジア美術館を訪れる前に、開館時間と休館日をしっかり確認しておきましょう。
- 開館時間:9:30~18:00(入室は17:30まで)
- 夜間開館:金曜日・土曜日は20:00まで開館(入室は19:30まで) ※7月・8月を除く
- 休館日:
- 水曜日(祝休日の場合は開館し、翌平日が休館)
- 年末年始(12月26日~1月1日)
金曜日・土曜日に夜8時まで開いているのは嬉しいですね(夏期を除く)。仕事帰りや夕食後に立ち寄ることも可能です。水曜日が祝日の場合の振替休館に注意しましょう。
福岡アジア美術館へのアクセス
福岡市地下鉄「中洲川端駅」直結の「博多リバレインモール」7階・8階にあり、アクセスは抜群です。バス停も近くに多数あります。車の場合は、博多リバレインモールの有料駐車場が利用できますが、美術館利用による駐車料金の割引はありません。
福岡アジア美術館は、アクセスが非常に便利な場所にあります。
公共交通機関でのアクセス
地下鉄駅直結なので、公共交通機関でのアクセスが最も便利です。
- 地下鉄:空港線・箱崎線「中洲川端駅」下車、6番出口直結。「博多リバレインモール」のエレベーターで7階へ。
- 西鉄バス:「川端町・博多座前」バス停下車すぐ。
天神や博多駅からも地下鉄で数分と、アクセスは抜群です。雨の日でも濡れる心配がほとんどありません。
車でのアクセス
車で行く場合は、福岡都市高速の利用が便利です。
- 福岡都市高速「呉服町ランプ」または「千代ランプ」から約5分
- 駐車場:「博多リバレインモール」の有料駐車場(約670台)を利用できます。
- 駐車料金:30分ごとに200円(2025年10月時点)。美術館利用による駐車料金の割引サービスはありません。モール内の他店舗利用による割引はあります。
駐車場はありますが、美術館専用ではなく、料金割引もないため、公共交通機関の利用がおすすめです。特に都心部は渋滞も多いですからね。
体験談:僕が福岡アジア美術館でアジアの現代アートに魅了された理由
中洲川端駅直結の博多リバレインモールは時々訪れるのですが、その中にある福岡アジア美術館にはこれまで入ったことがありませんでした。先日、時間ができたのでふらっと立ち寄ってみることに。
エレベーターで7階に上がると、そこは洗練されたアート空間。アジアギャラリー(常設展)のチケット(一般200円)を購入し、中へ進みました。地下鉄の1日乗車券を持っていたので、提示したら団体料金の150円に!ちょっと得した気分です。
展示されているのは、日本を含むアジア23ヶ国・地域の近現代アート。正直、アジアの現代アートにはあまり馴染みがなかったのですが、力強いエネルギーを感じる作品や、社会的なメッセージを込めた作品、繊細で美しい作品など、多様な表現に驚かされました。西洋美術とはまた違う、独特の色彩感覚や世界観が新鮮でしたね。
特に印象に残っているのは、ある作家のインスタレーション作品。空間全体を使ったダイナミックな表現に引き込まれ、しばらくその場を動けませんでした。館内は広すぎず狭すぎず、落ち着いた雰囲気で、ゆっくりと作品と向き合うことができました。
企画展も開催されていましたが、今回は時間がなくアジアギャラリーのみの見学に。それでも、200円(割引で150円!)でこれだけ充実した内容を楽しめるのは、素晴らしいコストパフォーマンスだと思います。
一つ思ったのは、作品の解説がもう少し詳しいと、より深く理解できるかな、ということ。もちろん、自分で感じることが大切ですが、背景を知ることで見方が変わることもありますからね。
それでも、アクセス抜群の立地で、気軽にアジアの多様なアートに触れられる貴重な場所だと感じました。今まで知らなかったアジアのアーティストや文化に興味を持つきっかけにもなりました。また企画展のタイミングを狙って訪れたいと思います。
福岡アジア美術館に関するよくある質問
再入館はできますか?
いいえ、福岡アジア美術館は原則として再入館はできません。一度退館すると、再度観覧券の購入が必要になります。
雨の日でも楽しめますか?
はい、美術館は博多リバレインモール内の屋内施設ですので、天候を気にせず快適に楽しむことができます。地下鉄駅直結なのでアクセスも楽ですよ。
車椅子やベビーカーでの利用は可能ですか?
はい、館内はバリアフリー対応となっており、車椅子やベビーカーでの観覧が可能です。車椅子、ベビーカーの無料貸し出しもあります。多目的トイレも設置されています。
企画展だけの観覧は可能ですか?
はい、企画展のみの観覧も可能です。ただし、企画展の観覧券で当日に限りアジアギャラリー(常設展)も観覧できる場合が多いので、確認してみると良いでしょう。
館内にカフェやレストランはありますか?
美術館内にカフェ「okaffe gallery」が併設されており、休憩や軽食に利用できます。また、博多リバレインモール内には多数の飲食店があります。
コインロッカーはありますか?
はい、館内に無料のコインロッカー(100円返却式)があります。手荷物を預けて身軽に鑑賞できます。
福岡アジア美術館の割引券・クーポンのまとめ
今回は、福岡アジア美術館の割引券やクーポンについて詳しくご紹介しました。
アジアギャラリー(常設展)については、年間パスポートがお得なほか、中学生以下無料、指定都市在住の65歳以上無料、障害者手帳提示で無料など、無料観覧対象者が多いことが分かりましたね。
また、20名以上の団体割引や、提携美術館・博物館のパスポート提示、地下鉄1日乗車券提示による割引なども利用できます。
JAF割引やコンビニ・アソビュー!での常設展割引は現時点ではありませんでしたが、利用できる無料・割引制度をうまく活用してお得に鑑賞しましょう。
特に、企画展の情報や休館日などは、事前に公式サイトで確認することをお忘れなく。
福岡アジア美術館の最新情報は、福岡アジア美術館公式サイトでご確認ください。
その他の福岡県のアートスポットや観光施設については、福岡県の割引券・クーポンまとめ のページもぜひ参考にしてみてください。
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