京都を代表する禅寺、南禅寺。
その広大な境内と美しい庭園は多くの人々を魅了しますよね。実は、南禅寺をお得に拝観する方法があるのをご存知でしたか?
この記事では、南禅寺の拝観料に関する割引情報や、見逃しがちな無料情報などを詳しく解説していきます。
南禅寺の拝観料金
南禅寺の拝観料は、方丈庭園、三門、南禅院の各エリアで個別に設定されています。共通券はありません。方丈庭園と三門は一般600円、高校生500円、小中学生400円。南禅院は一般400円、高校生350円、小中学生250円です。
まず、南禅寺の通常の拝観料金を確認しておきましょう。南禅寺では、見学する場所ごとに拝観料が必要になります。共通券のようなものはないので、訪れたい場所の料金をそれぞれチェックする必要がありますね。
主な拝観エリアの料金は以下の通りです。
方丈庭園
国宝に指定されている方丈とその美しい庭園です。
区分 | 通常料金 |
---|---|
一般 | 600円 |
高校生 | 500円 |
小・中学生 | 400円 |
三門
「絶景かな、絶景かな」のセリフで有名な石川五右衛門の伝説が残る、壮大な門です。楼上からの眺めは格別ですよ。
区分 | 通常料金 |
---|---|
一般 | 600円 |
高校生 | 500円 |
小・中学生 | 400円 |
南禅院
南禅寺発祥の地とされ、美しい苔庭が魅力的な場所です。
区分 | 通常料金 |
---|---|
一般 | 400円 |
高校生 | 350円 |
小・中学生 | 250円 |
これら3箇所すべてを拝観する場合、一般の方は合計で1,600円となります。意外と費用がかかるな、と感じる方もいるかもしれませんね。
南禅寺で使える割引・無料情報
南禅寺では、一般的なクーポンサイトや会員優待(JAFなど)の割引はほとんどありません。主な割引は30名以上の団体割引と、障害者手帳提示による無料拝観です。水路閣など、境内の一部は無料で散策できます。
では、これらの拝観料を少しでもお得にする方法はないのでしょうか?南禅寺で利用できる割引や無料情報を調べてみました。
団体割引
南禅寺では、30名以上の団体の場合、拝観料が割引になります。グループで訪れる際には活用したいですね。
拝観場所 | 区分 | 通常料金 | 団体割引料金 | 割引額 |
---|---|---|---|---|
方丈庭園・三門 | 一般 | 600円 | 500円 | 100円 |
高校生 | 500円 | 400円 | 100円 | |
小・中学生 | 400円 | 300円 | 100円 | |
南禅院 | 一般 | 400円 | 350円 | 50円 |
高校生 | 350円 | 300円 | 50円 | |
小・中学生 | 250円 | 200円 | 50円 |
人数が多いほどお得になりますが、30名以上集めるのは少しハードルが高いかもしれませんね。
障害者割引
身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方は、手帳を提示することで拝観料が無料になります。これは嬉しい制度ですよね。
ただし、介助者についての割引は公式サイトに明記されていませんでした。念のため、拝観受付で確認してみるのが良いでしょう。
【注意】一般的なクーポン・会員割引は使える?
残念ながら、南禅寺ではJAF会員割引やベネフィット・ステーション、アソビュー!などの一般的なクーポンサイトや会員優待サービスによる割引は、現在のところ確認できませんでした。
観光情報サイトなどで一時的にクーポンが発行される可能性もゼロではありませんが、基本的には団体割引と障害者割引が主な割引制度と考えておくのが良さそうです。
一方で、南禅寺の境内自体は広く、有名な水路閣などは無料で散策できます。拝観料が必要なエリアに入らなくても、十分にその雰囲気を楽しむことは可能ですよ。
南禅寺の拝観時間
南禅寺の拝観時間は季節によって異なります。冬期(12月1日~2月末日)は午前8時40分から午後4時30分まで、それ以外の期間(3月1日~11月30日)は午前8時40分から午後5時までです。三門は年末(12月28日~31日)は拝観できません。
南禅寺を訪れる際には、拝観時間も確認しておきましょう。季節によって閉門時間が変わるので注意が必要です。
- 12月1日~2月28日:午前8時40分~午後4時30分(受付終了)
- 3月1日~11月30日:午前8時40分~午後5時00分(受付終了)
また、三門は年末の12月28日から31日までは拝観が停止されます。年末年始に訪れる予定の方は気をつけてくださいね。
南禅寺へのアクセス
南禅寺へは公共交通機関の利用が便利です。最寄り駅は地下鉄東西線の「蹴上駅」で、徒歩約10分です。市バス利用の場合は「南禅寺・永観堂道」または「東天王町」バス停から徒歩約10~15分です。車の場合、境内に有料駐車場がありますが、収容台数は多くなく、特に紅葉シーズンは大変混雑します。
南禅寺へのアクセス方法について、電車、バス、車のそれぞれでご紹介します。
電車でのアクセス
- 京都市営地下鉄東西線「蹴上駅」下車、徒歩約10分
蹴上駅から南禅寺までは緩やかな坂道ですが、道中の景色も楽しめますよ。
バスでのアクセス
- 京都市バス「南禅寺・永観堂道」バス停下車、徒歩約10分
- 京都市バス「東天王町」バス停下車、徒歩約15分
京都駅からだと「南禅寺・永観堂道」バス停を通る5系統のバスが便利です。
車でのアクセス・駐車場
- 名神高速道路「京都東IC」から約15分
- 名神高速道路「京都南IC」から約30分
南禅寺の境内(中門東側)に有料駐車場があります。
- 駐車料金:普通車 最初の2時間 1,000円、以降1時間ごと 500円
- 収容台数:比較的少ないです。
ただし、特に桜や紅葉のシーズンは駐車場が大変混雑し、満車で入れないことも多いです。周辺道路も渋滞しやすいため、可能な限り公共交通機関を利用するのがおすすめです。
体験談:僕が南禅寺で感じた静寂と歴史の重み
先日、京都を訪れた際に南禅寺に立ち寄ってみました。
地下鉄蹴上駅から歩いて向かったのですが、琵琶湖疏水のインクライン跡を横目に歩く道のりは、すでに歴史を感じさせる雰囲気でワクワクしましたね。思ったよりもすぐに、南禅寺の大きな中門が見えてきました。
境内に入ってまず圧倒されたのは、やはり三門の大きさです。思わず見上げてしまうほどの迫力で、その存在感にしばらく言葉を失いました。拝観料を払って楼上に登ってみると、京都市内を一望できる素晴らしい景色が広がっていました。「絶景かな」と言いたくなる気持ちがよく分かります。
次に方丈庭園へ。枯山水の石庭は、静寂そのもの。縁側に座って庭を眺めていると、日々の喧騒を忘れ、心が洗われるような感覚になりました。特に「虎の子渡し」と呼ばれる石の配置は、見ているだけで様々な想像が掻き立てられますね。
そして、多くの人が足を止めるのが水路閣でしょう。赤レンガ造りのアーチ橋は、禅寺の雰囲気とは少し異質ながらも見事に調和していて、写真映えするスポットとしても人気なのが頷けます。ここは無料で通れるエリアなのも嬉しいポイントです。
今回は時間がなくて南禅院までは足を運べませんでしたが、それでも十分に南禅寺の魅力を満喫できました。拝観料は各所で必要ですが、それだけの価値は十分にあると感じましたね。ただ、境内はかなり広いので、歩きやすい靴で行くことを強くおすすめします。僕も結構歩き回って、心地よい疲労感を感じました。
割引はあまり期待できませんが、それを補って余りある歴史の重みと、心を落ち着かせてくれる静かな空間が南禅寺にはあります。京都を訪れるなら、ぜひ一度は足を運んでほしい場所だと改めて思いました。
南禅寺に関するよくある質問
雨の日でも拝観できますか?
はい、拝観できます。方丈庭園などは屋内から鑑賞できますし、雨の日の庭園もまた風情がありますよ。ただし、境内は砂利道や石段が多いので、足元には十分ご注意ください。
再入場はできますか?
いいえ、各拝観エリア(方丈庭園、三門、南禅院)ともに再入場はできません。一度拝観受付を出ると、再度拝観料が必要になります。
支払い方法は何がありますか?
拝観受付での支払いは現金のみとなります。クレジットカードや電子マネーなどは利用できませんので、事前に現金を用意しておきましょう。
ベビーカーや車椅子での拝観は可能ですか?授乳室はありますか?
方丈庭園や南禅院は、一部段差がありますが、介助があれば車椅子やベビーカーでも拝観可能なエリアがあります。ただし、三門は急な階段のみのため、拝観は難しいです。境内は砂利道が多いので、移動は少し大変かもしれません。授乳室はありませんが、多目的トイレはおむつ替えなどに利用できます。
南禅寺の割引・無料情報のまとめ
今回は、南禅寺の拝観料と割引情報について詳しく見てきました。
南禅寺では、残念ながら誰でも簡単に使える割引クーポンはほとんどありませんでしたね。主な割引は30名以上の団体割引と、障害者手帳の提示による無料拝観に限られます。
しかし、南禅寺はその歴史的価値や美しい景観から、正規料金を支払ってでも訪れる価値のある場所です。また、水路閣をはじめ、境内の一部は無料で散策を楽しむことができます。
割引情報が少ないからといって訪れるのをためらうのではなく、ぜひその荘厳な雰囲気と静寂を味わってみてください。きっと心に残る体験ができるはずですよ。
南禅寺に関する詳しい情報は、公式サイトでも確認できます。
この記事が、あなたの南禅寺訪問の計画に役立てば嬉しいです。他の京都の観光スポットについては、「京都府の割引券・クーポンまとめ」のページも参考にしてみてくださいね。
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