沖縄・那覇にある世界遺産、識名園。琉球王国の歴史を感じられる美しい庭園ですよね。
実は、この識名園、正規料金で入園するのは少しもったいないかもしれません。なぜなら、那覇市民向けの割引や無料入園日など、お得な制度が用意されているからです。
この記事では、識名園の入園料をお得にするための割引情報や無料になる条件、さらにアクセスや見どころまで、詳しくご紹介していきますね。
識名園の通常料金
識名園の通常の入園料は大人400円、小人(中学生以下)200円です。比較的リーズナブルな価格設定ですが、那覇市民割引や団体割引などを利用すれば、さらにお得になります。
まず、割引を適用する前の通常の入園料金を確認しておきましょう。
識名園は、大人と子ども(中学生以下)で料金が異なります。
区分 | 通常料金 |
---|---|
大人 | 400円 |
小人(中学生以下) | 200円 |
この基本料金から、様々な割引を適用できる可能性があるんですよ。
識名園で使える割引・無料入園方法
識名園には、那覇市に在住・在勤・在学している方向けの割引や団体割引、年間パスポートなどがあります。障がい者手帳をお持ちの方とその介助者1名は無料で入園可能です。また、年に数回、無料開放される日もあります。
ここからは、識名園をお得に楽しむための具体的な割引方法や、無料で入園できる条件について詳しく見ていきましょう。
あなたに適用される割引がきっと見つかるはずです。
那覇市民割引(在住・在勤・在学)
那覇市にお住まいの方、または那覇市に通勤・通学されている方は、割引料金で入園できます。
証明できるもの(運転免許証、保険証、社員証、学生証など)を提示する必要があるので、忘れずに持参しましょう。
区分 | 通常料金 | 那覇市民割引料金 |
---|---|---|
大人 | 400円 | 320円 |
小人(中学生以下) | 200円 | 160円 |
通常料金から2割引になるのは嬉しいですよね。
団体割引
20名以上のグループで訪れる場合は、団体割引が適用されます。
学校の遠足や会社のレクリエーションなどで利用する際には、ぜひ活用したい制度でしょう。
区分 | 通常料金 | 団体割引料金(20名以上) |
---|---|---|
大人 | 400円 | 320円 |
小人(中学生以下) | 200円 | 160円 |
こちらも那覇市民割引と同様に、2割引となりますね。
年間観覧券(年間パスポート)
識名園に何度も訪れたいという方には、年間観覧券が断然お得です。
なんと、大人は3回、小人は4回入園すれば元が取れてしまう計算になります。
区分 | 通常料金 | 年間観覧券料金 |
---|---|---|
大人 | 400円 | 800円 |
小人(中学生以下) | 200円 | 400円 |
散歩コースとして利用したり、季節ごとの変化を楽しみたい方には最適なプランでしょう。
障がい者割引
身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳などをお持ちの方は、入園料が無料になります。
さらに、介助者の方1名も同様に無料となるため、安心して訪れることができますね。手帳の提示が必要ですので、お忘れなく。
無料入園できる日(那覇市民の日など)
識名園では、年に数回、入園料が無料になる日があります。
例年、「那覇市民の日」(7月8日に近い日曜日)や「文化の日」(11月3日)などが対象となることが多いようです。正確な日程は年によって変動する可能性があるため、お出かけ前に那覇市の公式サイトなどで確認するのが確実でしょう。
これらの日は誰でも無料で入園できる、大変お得なチャンスです。
外部の割引サービス・クーポン(JAF・アソビュー等)
残念ながら、2025年10月現在、JAF会員割引やアソビュー!、ベネフィット・ステーション、コンビニ前売り券などの外部サービスによる識名園の割引クーポンは確認できませんでした。
ただし、これらのサービスは内容が変更される可能性もあります。念のため、お出かけ前に各サービスの公式サイトをチェックしてみるのも良いかもしれませんね。
識名園の営業時間
識名園の営業時間は季節によって異なります。4月1日から9月30日までは午前9時から午後6時まで、10月1日から3月31日までは午前9時から午後5時30分までです。最終入園は閉園時間の30分前なので注意しましょう。休園日は毎週水曜日です。
識名園の営業時間は、季節によって変わるので注意が必要です。
- 4月1日〜9月30日:午前9時〜午後6時(最終入園:午後5時30分)
- 10月1日〜3月31日:午前9時〜午後5時30分(最終入園:午後5時)
- 休園日:毎週水曜日(水曜日が祝祭日の場合は翌日)、年末年始(12月29日〜1月3日) ※臨時休園の場合あり
訪れる時期に合わせて、閉園時間と最終入園時間を確認しておきましょう。
識名園へのアクセス
公共交通機関を利用する場合、ゆいレール「市立病院前駅」からバスに乗り換えるか、那覇バスターミナルから識名園前バス停へ向かうルートが便利です。車の場合は、無料駐車場が約100台分用意されています。
識名園へのアクセス方法について、公共交通機関と車の両方でご紹介します。
公共交通機関(ゆいレール・バス)
那覇市内からは、バスを利用するのが比較的便利でしょう。
- 那覇バスターミナルから:
- 識名・開南線(2番)、識名線(3番)、松川・識名線(4番)、識名・牧志線(5番)に乗車し、「識名園前」バス停下車、徒歩約1分。
- ゆいレール「市立病院前駅」から:
- 真和志・識名線(14番)に乗車し、「識名園前」バス停下車、徒歩約1分。
バスの運行状況や路線は変更される可能性もあるため、事前に最新の情報を確認することをおすすめします。
車でのアクセス・駐車場
車で訪れる場合、那覇インターチェンジから約15分〜20分程度です。
- 駐車場:無料駐車場あり(普通車 約100台、バス 7台)
- 住所:沖縄県那覇市真地421ー7
無料駐車場があるのは嬉しいポイントですが、観光シーズンや無料開放日などは混雑する可能性も考えられますね。
体験談:僕が識名園で感じた琉球庭園の魅力と静寂
先日、那覇を訪れた際に、ずっと行ってみたかった識名園に足を運びました。
ゆいレールの駅からバスに乗り換えて向かったのですが、「識名園前」で降りると、緑豊かな入り口がすぐ目の前に現れます。入園料を支払い、一歩足を踏み入れると、那覇市内にいることを忘れてしまうほどの静寂と緑に包まれました。
識名園は、琉球王国時代の王家の別邸だったそうで、中国様式と沖縄独自の様式が融合した「琉球式庭園」が特徴とのこと。園内をゆっくり歩いていると、その言葉の意味がよく分かります。池を中心に配置された御殿(うどぅん)や六角堂、石橋などが、自然と見事に調和していて、どこを切り取っても絵になる美しさでしたね。
特に印象的だったのは、池に映る御殿の姿。水面が鏡のように景色を映し出し、まるで時間が止まったかのような感覚になりました。木々の緑、石の質感、水の音…五感で琉球の歴史と自然を感じられる、本当に贅沢な時間でした。
園内は思ったよりも広く、ゆっくり見て回ると1時間〜1時間半くらいはかかりそうです。石畳の道や少し坂になっている場所もあるので、歩きやすい靴で行くのがおすすめでしょう。日差しを遮る場所が少ないので、夏場は帽子や日傘、水分補給も忘れずに。
派手なアトラクションがあるわけではありませんが、琉球王国の歴史や文化、そして美しい庭園に触れたいという方には、間違いなく訪れる価値のある場所だと感じました。都会の喧騒から離れて、心静かに過ごしたい時にぴったりのスポットですね。那覇の中心部から少し足を伸ばすだけで、こんなにも穏やかな時間を過ごせるなんて、ちょっとした発見でした。
識名園に関するよくある質問
雨の日でも楽しめますか?
庭園がメインのため、雨の日は散策が少し大変かもしれません。ただし、御殿などの建物内から庭園を眺めることは可能です。雨具の用意をおすすめします。
園内の所要時間はどのくらいですか?
ゆっくり見学して、おおよそ40分〜1時間半程度が目安でしょう。写真撮影を楽しんだり、休憩を挟んだりすると、もう少し時間がかかるかもしれません。
再入場はできますか?
識名園では原則として再入場はできません。お手洗いや休憩などを済ませてから入園するのが良いでしょう。
ベビーカーや車椅子での見学は可能ですか?
園内は石畳や砂利道、階段などがあるため、ベビーカーや車椅子での完全な周遊は難しい箇所があります。一部、舗装された通路もありますが、介助者の方の同伴をおすすめします。入り口で相談してみると良いでしょう。
支払い方法は何がありますか?
入園料の支払いは、現金のみとなります。クレジットカードや電子マネーは利用できないので注意が必要ですね。
識名園の割引・無料情報のまとめ
今回は、世界遺産・識名園の割引や無料入園方法について詳しく解説しました。
那覇市にお住まい・お勤め・通学されている方は証明書の提示で割引料金になり、障がい者手帳をお持ちの方は無料で入園できます。また、年に数回の無料開放日も見逃せませんね。
通常料金でも十分価値のある識名園ですが、もし割引や無料の対象になるなら、ぜひ活用してお得に琉球庭園の美しさを満喫してください。
訪れる際は、事前に那覇市の公式サイトで最新の情報を確認することをおすすめします。
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