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「押さえる」と「抑える」の違いって一体何なのでしょうか。
読み方はどちらも”おさえる”の「押さえる」と「抑える」、違いを分かっているようで説明しようとすると意外と上手く出来ないもの。
チケットを「押さえる」とチケットを「抑える」。
ポイントを「押さえる」とポイントを「抑える」。
どちらが適切化、すぐにお分かりになりますか?
今回はそんな「押さえる」と「抑える」の意味や違いについてご紹介します。
「押さえる」と「抑える」の意味
「押さえる」の意味
力を加えて、対象を動きのとれない状態にする。
「抑える」の意味
ものごとの進行のじゃまをする。
「押さえる」の意味はとても分かりやすいですね。
恐らく多くの人がおさえると聞いて想像するのがこの意味ではないでしょうか?
漢字の押という字には圧力を加えるという意味や動かそうとして力を加えるという意味があります。
「抑える」に意味はじゃまをするとありますが、決して悪い意味ばかりではありません。
野球のクローザーも抑えと呼ばれるように「抑える」ことが良いことにも使われるのです。
放って置くと高まったり、大きく広がりそうなものに対して「抑える」わけですね。
ちなみに、漢字の抑という時には上からおさえつけてとめるという意味があります。
「押さえる」と「抑える」の違い
「押さえる」と「抑える」は意味そのものが違うので、違いを理解するのはそれほど難しくないですね。
例文を見ながら「押さえる」と「抑える」の違いを見てみましょう。
チケットは「押さえる」?「抑える」?
チケットをおさえる場合はどちらのおさえるが適切でしょうか。
これは「押さえる」が正しい表現になります。
チケットが他の人の手に渡らないように物理的に「押さえる」のでこちらを使用します。
ポイントは「押さえる」?「抑える」?
こちらも「押さえる」が正解です。
ポイントは勝手に高まったり広がったりするものではありませんので、「押さえる」のです。
怒りは「押さえる」?「抑える」?
これも分かりやすいですよね。
怒りはこみ上げるもので、放っておくと高ぶってくるものですから「抑える」のが正解です。
「押さえる」と「抑える」まとめ
以上、「押さえる」と「抑える」についてご紹介しました。
意味が違うので、「押さえる」と「抑える」の使い分けはそれほど難しくなさそうです。
物理的に押さえる、キープする、要点を理解するなどが「押さえる」で、感情や何かの勢いをこれ以上高めない、広げないのが「抑える」でした。